「始業式九時からだっけ。
今、何時だ?」


ケータイの時計をみようと思ったが
いくら探してもケータイがない。

「やっべ!ケータイ忘れた!
ちょっととってくるから
先行ってて!」

優花と列を先に行かせ
急いで教室に向かう。


「あっちー!!」


いくら4月でまだ((((;゚Д゚))))とはいえ
ブレザー&マフラーで
階段をダッシュすれば
暑くなるわなー。


「ケータイ、ケータイっと」

自分の机の上からケータイをとり
時刻を確認する。


「8時40分か」


まだ少し時間あるな。
さっきのダッシュで疲れたし
ちょっと休憩ー

私は机の上に軽く腰掛けた。

制服のスカートをパタパタして
自分に風を送る。

中から短パン履いてるから
大丈夫っしょ。


中学のころ、スカートん中
下着なのにこれやって
男子にすっげー怒られたことあったなー


いくらお前を女として
見ていなくても
さすがにこれはやばい…


だって。


「別に下着見られても
気にしねーのに」


「…あの、こっちが気にします」