お参りを無事終わらせ、地下鉄の入口に向かう私達
時間も早いというのもあって、余裕で座る事が出来た
愛ちゃんは座っていても苦しそうだった
彼女とは電車の中で別れた
愛ちゃんが降りる駅が私より3つ手前だったから
私も駅についたので、電車を降りる
暫く歩いていると見覚えのある面影の人が、遠目に映る
髪は腰のところまで伸びていて茶色から金色に変わってはいたけど
間違いない
横顔だけどあの陽のような笑顔は
荻野くんだ
だけど
声を掛けることはしない
ううん。
掛けられない
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