夜、夕飯を終え一段落した頃


 一本の電話


 「ハイ、佐山です」


 『夜分にすみません、藤森と申しますけどアヤコさんいらっしゃいますか?』

 すごい丁寧だなぁ

 前に、お母さんも感心してたのも頷ける


 「あ、私だけど。」


 『あ、サヤ? 藤森だけど分かるかな?』


 「うん、分かるよ。久しぶりだね?」


 『今度の土曜の事聞いたかな?』


 「うん。昨日紀ちゃんから電話で聞いたよ」


 『そっか。で、サヤは行ける?』


 「うん♪」


 『分かったよ。人数の確認してるからさ。ところで学校どう?』


 「楽しいよ♪ 毎日部活で忙しいけど」 


 『部活何やってるの?』


 「演劇」


 『そっか。じゃ、また土曜日にでもゆっくり聞かせて。オレ、出欠の確認とらなきゃならないし』


 「大変だね。じゃ土曜日ね」

 電話が切れた

 誰が来るんだろう?

 楽しみだな