今まで男子に“サヤ”で呼ばれたことなんて無かったし 私……無視……しちゃっている……よね ……ごめん。 心の中で謝っても聞こえるはずも無く、そのまま時は過ぎた その後、荻野くんは私の事を“サヤ”と呼ぶことは二度と無かった。