さてと。

 先輩のクラスとか見たいしなぁ

 シキリちゃんを引っ張り出してきて、一緒に回る事にした

 葉子さんたちを見送った後だから、女同士は何となく寂しい

 今は、そんな事言ったって仕方ないよね?


 何処の店に行く目的もなく適当にプラプラっと歩く


 「いらっしゃいませ~」


 威勢のいい聞き慣れた声が飛んでくる


 「あっ、スミレ先輩模擬店だったんですね?」


 「ミッキー、シキリちゃんお昼食べた?」


 「未だですよ」


 「うちのたこ焼き美味しいから食べてって~☆」

  う~ん未だお腹すいてないんだよなぁ

 私たちは、顔を見合す


 「みっちゃんお腹すいてる?」

 「ううん、あんまり」


 「じゃぁさ、二人で半分ずつしない?」


 「そだね」


 「先輩、一つください~♪」


 「ありがと~」


 「うちのクラスのも後で来てくださいね~」


 「何屋さん?」


 「縁日です2階の教室でやってるんで」

 
 「縁日!? 行く行く~☆ 私縁日大好きなんだぁ」

 「ありがとうございます(笑)」


 私達はたこ焼きやを離れ模擬店めぐりに