部室に着くと何人か集まっている
別に集合をかけている訳ではない
「おはよーございまーす」
「おはよー、ミッキーが昼部室に顔出すなんて珍しいね?」
「はい。シキリちゃんに“どーしても”って言われたもんで」
シキリちゃんに向き直り
「……で、どうしたの?」
「照明の事なんだけど……」
やっぱり
「そんなの、部活の時でも良かったのにぃ」
「うん、そうなんだけど……部活の前に頭に入れて起きたかったし。
それに、クラスだと忙しそうなんだもん」
「当たり前だよ。文化祭前なんだもの。で何が分からない?」
「この部分」
台本を差し出してきた
彼女もまた照明担当をしている
彼女が呑み込んでいるのかは疑問が残るけど、簡単に説明する
帰り際、部室に居る先輩に声を掛ける
「先輩、今日部活遅れます」
「珍しいね。どうしたの?」
「クラスの実行委員してるのでそっちも決めなきゃならないんで。」
「分かったよ~。頑張ってね~」
再び教室へ駆け戻る
もう休憩時間も終わりに近い
私の昼休み返して~!!
「続きはまた放課後ね」
とりあえず解散


