言うだけ言ったらサッサと下へ降りていった。

 私は、しばらく呆然としていた。


 ユイの言う事が本当なら嬉しいけど、……ありえないよ。

 とりあえず、ご飯……食べに行かなきゃ。


 夕飯をソコソコに済ませ2階に戻り机に向かう。

 勉強するためではなく、ただなんとなく。

 そういうの、直接……聞きたいよ。 

 けど、あんな事聞いたら顔だって向けられない。……どうしよう。


 暫く呆然と考えた後、机の引き出しから便箋を取り出した。

 言葉にする事が出来ないなら、手紙で伝えようと思って。

 便箋に鉛筆を置くも一文字もかけないまま時間だけが進む。

 結局、何も書けない。

 我ながら意気地がないなって思うよ 

 やっぱり、明日……聞いてみるしかない……のかな?