オレンジ・ドロップ


 ― 2日目

am6:00

目覚まし時計が鳴り響く

  うるさいよ~ 

  そっか、朝の食事当番だったんだ

 周りを見ると、みんなは未だ夢の中

 起こさないように足を忍ばせ、屋根裏部屋から梯子で下へ降る

 そのままキッチンへ向かう

  あれ?

  まだ誰も来ていないのか?


 「ふわゎゎぁ~。おはよ、みっちゃん早いね」

 欠伸をしながらシキリちゃんも降りてくる


 「うん……」


  でも、何をしたらいいんだろ? 


 私たちは、オロオロするばかり


 そこへ、スミレ先輩、せーちゃん、アンナ先輩、宮野先輩もやってきた

 桃先輩は未だ夢の中のよう


 「おっ、みんな早いな。よし! 先ずはお湯を沸かして」

 いつの間にそこに居たのか? ドデカイ声で先生


 「「シーーーッ!」」

 みんなは先生に向かって、一斉に人差し指を口に当てる


 「あ~、悪りぃ悪りぃ」