これから願書を出しに行こうとしている順鳳って何気に人気ある事を知った
ずっと三流の落ちこぼれだけが行く所だと思っていた
事実、11月半ばに2択でしか選ぶ事が出来なかったのだから
あの時、変な形で進路が決まった
これしか受けられないのなら
とりあえずは合格するしかない
それくらいしか考えられなかった
自分が受けようとしている普通科と商業科があるのは知ってた
進学クラス……か
それはどんなに背伸びをしても無理だね
カミッチありがとう
お蔭で少しだけ胸を張って受けられるよ
―― 1月25日
昼休みを終え、私とカミッチ、オーちゃんは願書を提出する為に一緒に学校を出た


