1人で勝手に想像して、その想像が当たっていたら、小梅と茶竹君がとってもうらやましいと思った。


いいな…私も………


チロッと、次々に行われる発表に見入っている卓磨君に注目してみる。


胸元をキツく握りしめた。


“音楽祭で優勝出来たら、聞いて欲しい事がある”


今まではずっと……卓磨君が何から何までリードしてくれてた。


私はただその後をついて行くだけだったけど………


“この気持ち”だけは……自分から言わないと意味が無い。


今まで応援してくれた数多くの人達の為にも……


頑張らなきゃ、海っ!!