「―――アレ?桐生と外山と浜口はどうした?」


午後の授業が始まり、英語の担当教師が来た。


しかし海の席は空席で………外山と浜口の姿も見えない。


「誰か何か聞いてないか?もしかしてサボっ「せ、先生!!」」


サボリに厳しい教師が怖い顔になったのを見て、虎がガタンと立ち上がった。


「き、桐生さんはあの……具合が悪くて保健室に行ってます!後外山さんも!!」


「は、浜口さんはなんかどっかケガしたとかで、同じく保健室にいます!!さあ授業始めましょう!先生!」


虎のすぐ後に、俊哉も焦った様に言葉を続けた。