私も右手を上げて、パンとハイタッチする。


2人で微笑み合ってると、ゴホンと咳払いが聞こえた。


「2人共。ラブラブなのはいいけど、“完全に完璧”ってワケじゃ無いわよ?どっちも」


「イチャイチャは練習しまくって、音楽祭が終わってからにしろよ」


ニヤニヤ楽しそうな聡実さんと哲兄。


ラ、ラブラブ!?イチャイチャ!?


私は1秒もかからないで、思いっきり顔が熱くなってしまった。


「な、ななな…///」


「お兄ちゃん真っ赤ーー!私、もう1人“お義姉ちゃん”が欲し「ひーよーくーーーっ!!//////」」