「涼くーん、起きてー、あさだよー」 「…」 やっぱり、起きないか… まぁ、いつものことだけど… 「涼くん‼」 「んーっ…」 ただの寝返りですか… まぁ、いつものことです。 ほんとは、起きてるんじゃないのかな。 疑いたくなるほど、起きないんです… 「りょ…わっ‼」 「んっ…」 こいつ、絶対に起きてる! じゃないきゃ、私の腕をつかんで布団の中に入れることなんてできないもん!