「…っ、/////」
顔が真っ赤になった。
本当に僕に言ってるの?
そう思ったくらいだ。
リリーは僕に好感的な印象をもって
くれたっぽい。

もう5時過ぎだったので、僕は時計台
を出た。
リリーは玄関まで見送りに来てくれた。
僕と目が合うと照れくさそうに手を振
ってくれた。
僕も笑顔で振り返した。

___そうだ。明日は僕の本を数冊持
っていこう。
今日話してみてわかったのは、僕とリ
リーの好きな本のジャンルが似ている
ということ。
これからもっとリリーを知っていきた
い。

僕はスキップをして家路を辿った。