「おじいさん、僕帰るね。」

1階のリビングのソファに座っている
おじいさんに声をかけた。

「もう帰るのか。リリーは?」
「寝てた。起こすのも悪いし帰る。」
「そうか…」

おじいさんは不安そうな顔になった。

「どうしたの?」

おじいさんの変な態度に、思わずきい
ていた。

「あぁ…、なんでもない。気をつけて
 帰れよ。」

…絶対何か隠してるし。