「リリー、しっかりして!!」
その場に倒れこんでしまった私を、
ランが起こしてくれた。

「ごめんね…。ちょっと調子悪くて
 …。眠くなってきちゃった…。」

私がそう言うと、ランはベッドまで
手を貸して連れて行ってくれた。

「じゃあ、今日はもう帰るね。はや
 く元気になりますように…!!」
ランはそう言い残すと部屋を出て行
った。
もう少しだけ遊びたかったな…

そうだ。
調子にのっちゃいけない。
ランとせっかく仲良くなれたけど、
すぐお別しなくちゃいけないんだか
ら……