心臓の音がリアルに聞こえる。


じんわりと湧きだした生唾を飲み込むと、風が吹いて先輩の髪を靡かせた。


先に動いたのはボスパカ。


ヤバイと思ったが、なにやらボスパカの様子がおかしい。


長い首をクネクネと動かすと、そのまま地面に倒れてしまった。


目が虚ろで視線が定まっていない。おまけにヨダレも垂れている。


これは所謂……ヘブン状態?


どうやら快楽のツボを的確に刺激したらしい。先輩の戦士の勘マジぱねぇっす。


ボスパカの敗北に、残りのアルパカ達にも動揺の色が見える。


「さて、残りも昇天してもらおうか」


先輩の発言がイケメンすぎて、ちょっとだけ興奮した。