ふと思い立ったのは、あの日の先輩との会話。
宙には話しておくか。大事なことだし。
自分の気持ちも整理したいから―――
試合終了の電話が鳴り、部屋を出てもいいことになった。
緊張の面持ちで先輩が居る隣の部屋に上がり込むと、ベッドに座るよう促された。
い、いきなりベッドですか。ちょっとまだ心の準備が……!
先輩は備え付けの椅子に座って足を組む。
先輩は制服。つまりスカート。そしてニーソ。
絶対領域から覗く真っ白な軟肌が官能的でグッジョブ! 制服グッジョブ!
だが俺は、とんでもない失態を犯していた。
それに気付いたのは、先輩の絶対領域のチラ見を三回ほどした時だった。



