Vampire*Love

桜姫の血の臭いを微かに含んだ風が吹いた。






「黒沢くんっ?」





走り出した俺をおうように走る浜野と白樺。





風が運んだ微かな血の臭いをたどって、





今まで走ったことがないような速さで走る。





たどり着いたのは、




古い洋館。






桜姫…




どうか、




無事でいてくれ。