ピピピピピ……ピッ。 目覚まし時計を、右手で止める。 五時半。 ものすごい眠い。 だけど、ベットから降りて、掛け布団をたたみ直して、私の一日は始まる。 一階に降りる。 まだ新築で、引っ越してきて一年たってないこの家は、傷一つない新品だ。