「保護者の方ですか?」 先生が、蓮兄と美和子さんに話しかける。 「あ、はい。」 「……では、図書室に一緒にいらしゃってください。頭髪に関して、お話があります。」 少し、疑いながらも、先生は蓮兄に言う。 まあ、それもそのはず。蓮兄は今年三十歳。 私の保護者にしては、若すぎる。