火燐は手馴れた手つきで栗の皮を処理していく。 その横で椿が、お米を洗っていく。 火燐は、栗とお米を自ら上げると、大きな炊飯器にお米と前もって作っておいたお出し、栗、黒ゴマを入れて炊飯器のふたを閉じる。 「こんな感じだべ♪」 そういうと、椿をぎゅっと抱きしめる。 「また椿ちゃんのお菓子食べたいべや♪」 「頼み方が違うんじゃないか?火燐・・・(怒)」 そういうと、緑涼が火燐を強引に引き離す。