「どうして・・・あんな事、椿ちゃんに言っちゃったんだろう・・・俺・・・馬鹿だべ。」 火燐は、ベットのなかで掛け布団にくるまり泣いていた。 狐の姿になって、丸まって、尻尾を小さな手で掴みながら・・・ 「私、火燐さん怒らしちゃった・・・どうしよう。」 椿は、キッチンにもたれかかる様に座り延々とどうしたらいいのか悩んでいた。