――
「へえ、千鶴ちゃんは俺の2コ下なのかー」
ようやく二人のコントが終わって、小山が部室に入ってから千鶴は軽く自己紹介をした。
その後の小山の言葉に野々宮からまた突っ込みが入る。
「あんたまず自分の名前くらい言いなさいよ」
「あっはは、そうか。
えっとねー、俺はこや……「そういや千鶴ちゃんさあ、」
話しだした小山の声を遮って野々宮が千鶴に話しかける。
無言で不服そうに野々宮の方を見る小山。
野々宮は相変わらず楽しそうだ。
「小山 直志でえすっ!」
野々宮の攻撃を避けながら、小山が声を張り上げた。
「ちなみに『ただし』は“直る”に“こころざし”だから」
「あ、はい」
またひとしきり小山で遊び終わったらしい野々宮は、
さっき曲を演奏していた所に戻ってギターをいじり始めた。

