「思わないよ…ケイは、赤李に似ているもの。もしかして…赤李の子孫?」



「あぁ…でも俺とあいつは全然違う!あいつはクロに気持ちを伝えなかった…俺なら言う」



「迷惑。…私が言わせなかったのっ…!ケイは…赤李の記憶を持ってるの?」




クロは疑問系にしながらもどこかで確信を持っていた。


記憶を持っていなければ、千年前の事など分かる筈もないのだから―…




「さぁ?俺の女になんなら教えてやるよ」



「そう…ならいい。それじゃあ私、行くとこがあるから。」




そう言って少女は鈴音学園に向かった―…が、