2010年4月6日0時―…


鈴音島に咲く枯れない桜が怪しく輝いた。


そして怪しい光が消えると、そこには美少女がいた―…


黒髪で色白で巫女姿をしている少女は、


まさに大和撫子であった。




「赤李…絶対、幸せになるからね!」




少女はそう桜に言い、歩きだした―…


すると、




「クロ!俺の女になれ!」




黒髪に金メッシュの美少年が少女の腕を掴んだ。




「は!?誰よ?あんた」



「俺は矢神ケイだ!ケイって呼べ!」



「はぁ~ケイ…なんで私の名前知ってるの?」



「俺がただで言うと思うか?(ニヤッ)」