とりあえず、私と永久さん、そして2匹の猫。 って、周りには見えてるのかしら? ちょっと不思議に思いながら腕の中にいるハルの頭を撫でてみたらミャアと啼いた。 生きてる頃と変わらない姿で。 もうすぐ校門。 そこで永久さんが足を止めた。 「白夜?」 腕の中にいる白夜さんが真っ白な毛を逆立ててる。 「えっ? ハル!?」 するとハルも同じように「フーッ」と唸りだして。 「……行こうか?」 なのに永久さんはニコリと笑って、校内に足を踏み入れた。