「でも、あのままにしておいたら小学校がたまり場になっちゃうでしょう?」

「そうなったらわしが喰ろうてやったものを」

「白夜、太るよ?」

「望むところじゃ。ところで今回の報酬は、学校側とあの親からと両方からか?」


あまりに的確すぎる台詞に永久は白夜をじとっと見つめて。


「……悪徳商法みたいなこと言わないでよ」

「片方わしにくれれば黙っといてやる」

「あ、脅す気?」

「交換条件じゃ」

「とりあえず、学校側にも完了報告しないとね」


そう言って携帯を取り出して。