「そっか…じゃあ目瞑ってて?」


「コレでいいか…?」


「そう。そのままね…。」


あたしは瞬にそっとキスをした。

こんなに好きになった人は初めてだったんだ。


ねぇ……瞬。

この気持ち、受け取って……


「っ…////」


あたしが瞬から離れると、

瞬は真っ赤な顔をして、ポカンとしていた。


あたしはクスッと笑って


「夢は諦めないで進め!!
あたしは隣で瞬の絵を一生見ていたい。」


と瞬を抱きしめた。


「お…おぅ…//」


瞬はそう言って、少し照れたように、

あたしを優しく抱きしめ返してくれた。


あたしの好きな絵…。


今までで一番大好きな絵が

やっと…やっと……

あたしと瞬に笑顔をくれたんだね。



「ほらっ…虹が見えるよ!!」


窓から2人で見た景色は

まるで…瞬が描いた絵のように暖かかった。


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