瞬はホットしたようにあたしの方を向いた。


「悪かったな…。」


「へっ!?」


「昨日、俺が踊ろうなんて
言ったから無駄に疲れんだろ…」


瞬のその弱々しい言葉に思わず、

あたしはコツンっ…と瞬に頭突きをした。


「いたっ…!何だよ…」


瞬はあたしの方を向いて頭を押さえた。


「バカ。あたしは謝れなんて、これっ
ぽっちも言ってないでょ!それにっ…」


「それに…?」


「あたしも楽しかったから…//」


あたしは照れくさいけど

素直に瞬に笑いかけた。


すると、瞬は口元に腕を持っていって

自分の顔を隠した。


「っ……//あっ…じゃ、先生
呼んでくるから、お前は寝てろ//」


瞬はそう言って保健室を出ていった。


そして、あたしはそのまま

眠りについてしまった。

長い長い眠りに……。