「いらっしゃいませ、お嬢様。」
「きゃーっ!!瞬君お願いっ♡」
「かしこまりました。」
「こっちは息吹君!お願いっ♡」
「はい。只今!!」
「真凛こっちに来て~♡」
「しゃねーな…何にすんの!?」
3人はノリノリでお客さんに
接客していってるんだけど……
ヤバい…あたし、全然呼ばれない(笑)
不人気過ぎる………。
皆がオーダーを頼まれていく中で
あたしは一人ポツンとなっていた。
はぁ…駄目だ…と思わずため息をついた。
そのときだった…
「心愛って子よろしくー。」
突然かかった声に思わずポカンとした。
あたしを呼んだのは男の2年の先輩達だった。
「はい。お伺いします!!」
あたしは急いで彼らの元へ行った。
「うわ!やっぱ可愛い。写真より生のが可愛い!!」
「あっ…ありがとうございます。
えと…あの…ご注文はお決まりでしょうか?」
「君がちょっと俺達に付き合って
くれるなら頼んでやってもいいけど?」
何言ってんの?ワケ分かんない…。
「あの…ご注文は…?」