『天然系、クール系、S系、正統系。イケメン執事の揃ったレストランであなたも一つお召し上がりになられませんか?お嬢様。』
って…ナニコレ~っ!!
大きなポスターに書かれた宣伝。
写真までのせて恥ずかしいって!
「私の作ったポスター、気に入った~?」
委員長がクスッと笑ってあたしの前で
グッドポーズを作って見せる。
「いや…気に入ったもどうも…。」
これ、恥ずかしいったら
ありゃしないんですけど……
「言葉にならない程気に入ってくれたのね!よかったー。これでお客の呼び込みもできそうね」
「いや…えと…あの…」
あたしまだ何も…
「何も言わなくて良いよ!全部分かって
るんだから。気に入ってくれてよかった!」
そう言ってポスターを作った委員長は
満足げに走っていってしまった…。
違うケドまぁいっか…。
「あれを瞬に見せたら怒るだろーな…。」
「怒るって何が?」
「げっ!!瞬。」
ヤバいぞ…こりゃヤバいぞ…
あたし大ピンチだ!!