「心愛って呼んでいい?」
「え…?真凛ちゃん?」
驚きで言葉を一瞬失った。
「返事しなさいよ!!」
「あっうん!!いいよ♪」
「じゃあ心愛、あっちで
料理の試作するそうだから行きましょ!!」
「あたしが!?」
あたしは真凛ちゃんに手を引かれる。
だけど………
「ちょっと!」
と息吹が中に入ってきた。
真凛ちゃんが足を止めて後ろを振り返った。
「僕が心愛と話してたんだけどな~!?」
「人と話すのに整理券でもいるのかしら!?」
な…真凛ちゃんと息吹の間が燃えてる……。
「何がS系だ!!性格悪いだけだろ…っ!!」
「正統派とか笑わせてくれるじゃない!!
転校生だからイメージが着いてるだけ!
そのうちあんたの評判はがた落ちよ!!ふんっ。」
なんか怖いよ……。
「なぁ心愛、料理の手伝い行くぞ!!」
二人が喧嘩している隙に瞬が
あたしに話しかけてきた。
その瞬間、真凛ちゃんと息吹が
あたしの視界をふさいだ。
「心愛から離れて!この変態!!」
「何しれっと声かけてんだ!!見て欲しかったのか!?」
「っ……違っこれは…今無理矢理脱がされて…!」
え……?何が起こってるの?