でもちょっと嬉しかったりする。


「ありが……っ!!」


そう言おうとした瞬間…


―――バッ!!


誰かがあたしと息吹を突き放した。


顔を見てみると……。瞬だった。


「瞬!?どしたの?いきなり?」


「はっ…。つい……。」


瞬が慌てて、あたしと息吹から離れた。

それを見た真凛ちゃんがクスクスと笑ってる。


「ぷっ…確かに変わったわよね(笑)瞬、他人に興味ないくせにチヤホヤされててエラソーにしてたのに…(笑)」


「真凛!?何だよ!!その言い方!!」


「私は((今の瞬は悪くないと思う))って言いたかっただけよ?さぁ行きましょ?皆待ってるわ。」


真凛ちゃんが瞬の背中を押した。

すると、皆が瞬を追いかける(笑)


「瞬君~っ!!逃げないでよ~っ!!」


「げっ…自分で服ぐらい脱げるって!」


あははっ…ほんと、変なやつ…(笑)


「心愛!」


「うん?」


「これからも一緒にいてね…。」


「もちろん、ソレこっちの台詞だよ!!」


息吹が私に困ったように微笑みかける。


「ありが……。」


―――グイッ…っ!!


また誰かに引っ張られた。今度は誰!!