放課後になった。


あたしは息吹が教室に残るよう言っていたので

息吹はあたしの方を見てキョトンとしていた。


「で、どーしたの?心愛。」


息吹はクスッと笑った。


私は唐突に


「息吹のサイズをはからせて!!」


とメジャーをもってニカッと笑った。


「はい?」


息吹は少しだけ頭の上に?マークを

作っていたけどすぐに理解したみたいで、


「いいよ。」


と言って息吹は体のサイズを測らせてくれた。


ガッチリしてるな…。

いつの間にか大きな背中になって…。


あたしはメジャーをしまって、

サッと息吹のサイズをメモした。


「オッケー!ありがとう。」


私が教室を出ようとした瞬間、


「待って!」


と息吹に止められた。


「ん?どーしたの?」