そんな様子のあたしと息吹に

真凛ちゃんが1人で近づいてきた。


そして、こっそりあたしにこう言った。


「瞬は他人に無関心だから、知らないで近づくと壁を作られてるってショックを受けるわよ」


「真凛ちゃんもそうだったの!!」


「昔ちょっとね…。だからあなたも
あまり入れ込まない方がいいと思うわ……。」


そう言って立ち去ってしまった


そして、あたしを抱き締めていた、

息吹の顔をみた。


不思議そうな顔で真凛ちゃんの

方をじっと見ていた。