「ちょっ…何で?どうして!
お兄さんの結婚式は?瞬っ……!」
私は思わず必死で窓から木に向かって
瞬に話しかけていた…………
がしかし、思わず必死になりすぎたせいで、
あたしは窓からよろめいて落ちそうになった。
やっば………これ……落ちるっ!!
―――ガバッ…
瞬があたしを木の方へ片腕だけで引き寄せた。
「あ、ありがと……。」
「はぁ―――…。」
瞬が助けてくれた…のは良いけど何?
その長いため息は…?
「お前みたいな奴、ほっとけねーわ。
何かするのにも1人で無理されたら困るし…」
ダルそうに頭をかく瞬。
「は?あたし無理してないしっ!!」
「とにかく、ここは先生に見つかるから
小屋に来てくれないか!?」
ドキッ……!
小屋って…裏の森の小屋――…?
あたしは瞬の後ろを着いていった。
するとすぐに小屋まで着いた。
「はぁ…ったく、淋しいなら淋しいって言えよ」
「ほっといてもよかったのに…。」
「は?」