そんな私を見て真凜ちゃんはクスッと笑って


「ご近所も何も、瞬とは家が
隣で昔っから一緒だったからね。」


と私の頭をポンポンと撫でた。

瞬もそんな私を見て、


「こいつとは連休中、兄貴の結婚式
ずっと一緒に出るような仲だからな…。」


と少し怠そうな表情を見せて、頭をかいた。


「そーなんだ。」


何か寂しいな…


真凛ちゃんは、私の知らない瞬を

たくさん知ってるんだろーな……


って何考えてんのさっ!!

なしなし、今のなしっ…!


私はふとして瞬の方を向き直った。

すると、瞬は軽く頭をかいて、


「面倒くせーけど唯一の
兄弟だし、行ってやんねーとな。」


と少し怠そうな顔をした。


「そんな事言って本当は
久々に家族にえて嬉しいんでしょっ。」


「………。」


「わ…私みたいな大人は1人でも全然平気!心配いらないよ。大丈夫!だから行ってこい!」



私は思いっきり手を振った。