「お揃いで持ちたいから…//」


ニカッと笑う息吹。


「えへへ//お揃いかぁ………ってアレ…?」


この黒猫のストラップ………


「どうしたの?心愛。」


「うっ…ううん。何でもないよ」


あたしは瞬にそっくりな黒猫のストラップを

そっと手に取ってこっそりと買った。


「あっ、見て!コスプレ撮影出来るみたいだよ!!前の学校の奴らに『元気やってる?』って書いて送ってみる?」


「あははっ!じゃあ息吹はメイド服ねっ!!」


「えwそれで心愛が笑ってくれるなら……」


「嘘だよ、冗談wでもメイド姿見たいかも…。」


「あははっ。どっちなの?お嬢様!
恋のお相手ならいつでもしますよ?」


ちゅっ…。

息吹に不意に手にキスされた…。


アレ…?息吹ってこんなに大胆だったっけ!?


「息吹///あ…ありがと。お陰で元気出たよ」


あたしはこうして、

息吹と時間までに寮まで帰ってきた。


そして息吹とご飯も一緒に食べた。


「はーっ!!お腹いっぱいだね~!ご馳走さま!!」


「ごちそうさん。」


「それじゃ又明日ね!」


「うん!!バイバイ。」


あたしが息吹とバイバイして部屋に戻ろうと

した時だった。


―――ギュッ


「ギャーっ!!」


あたしの髪が誰かに引っ張られた!!