「怪我までして……
ペン1本のために危ない事するなよ。」


「バカぁーっ!!」


べーだっ。

すぐに諦めたくせに!!


「おぃっ!!こっちは心配して言ってんだぞ。」


ダルそうに言う瞬。でもあたしは…


「どんな物だって関係ないよ!!
友達の大切な物はあたしにも大切なんだよ!!」


「はぁ…。」


「なっ…。何よ!!そのため息は!!」


「俺はお前のそーゆー真っ直ぐな所がキライ…」


「なっ…………何でっ!!?」


「だって、スゲー弱い……///」


えっ!?キライが弱い?

訳分かんないじゃん!!


そんな事思いながら瞬の背中に掴まっていた。


そしてあたしは瞬が送ってくれたお陰で

寮までなんとか戻って来ることが出来た。






ーーーーーーーー【瞬side】ーーーーーーーー



「疲れた……」


俺は寮に戻ってすぐにベッドに寝転がった。


すると、息吹は……


「お帰り。ねぇ、瞬って心愛の事好きなの!?」


と突然俺に話をフッてきた。


「は?ねぇよ。何言ってんだ!?」


てか何でアイツな訳?


「そうなんだ。ならよかった!僕、心愛が
好きなんだ。だから近づかないでくれる!?」


「……息吹…?」


「僕は本気だからさ!!」


「ふーん…。」



俺はそう答えて上の電気の方を見た。

眩しくてなぜか悔しくなった。



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