「本当!」


私はその言葉を聞いて少し嬉しくなった。


「良かった。あたし、瞬の絵、好きだよ。」


「…ありが…と//」


まったく、素直じゃない奴!


瞬の絵なら初めから

そう言ってくれればいいのに…。


でも、そこが瞬らしいのかも(笑)


「後は任せろ。」


「えっ?」


いきなり何?


「もう、見張りはいねぇよ…。
俺が何とか誤魔化すからお前は寮に戻ってろ」


「えっ。でも…。」


それじゃあ瞬は!?


「大丈夫だっつーの!!だから早く行け。」


「わっ…分かった。それじゃあね。」


「おぉ。」


こうして、あたしは無事寮に戻れた。

でも瞬は本当に大丈夫なんだろうか…。


あたしのせいで先生達に

呼び出されたりしないかな…。


「ほんと、素直じゃない奴…。」


あたしはそんな事を思いながら眠りについた。