そして、私達を乗せたバイクはすぐに私の家の前に到着した。 愁が運転するバイクは、とても静かで、安全運転だった。 「ほな、俺等帰るな」 「え!!帰っちゃうの?せっかくだから、うちで夕飯食べてったら?」 帰ろうとした愁達を引き止めて私は言った。 私がそう言うが早いか、遥くんは大きい目をキラキラと輝かせて、 「うん!!食べる〜!!」 と、嬉しそうに言った。 「いや、でも楓香ちゃん迷惑じゃない?」 悠さんが遠慮がちに聞いた。