ナイスタイミング、 そういうべき所で予鈴が鳴り響いた。 私の頭のなかで鈍く、重く、 チャイムのお陰で冷静になれた。 だからこそ、引き返せなかった。 ううん、違う。 その勇気さえなかった。 震えるからだを隠すようにして、 腕を組ながら席につく。 先程よりも、視線が痛かった。 特に女子からの嫉妬。 もう、生活は無茶苦茶になりそうです。 そう思うと、また、 ため息しか出なかった。