放課後ー… 通学用バックを手に取り、私はイソイソと立ち上がる。 早く、できるだけ早く そう頭の中で念じるように呟きながら、バックに物を詰める。 因みに、左隣の席には既に女の子はいない。 「…ーよしっ」 バックに全て詰め終わり、私は教室の入り口へと向かう。 これ以上この場所にいたら、確実に男の子達に捕まってしまう。 現に、先程から こちらの様子を伺っている男が数名いるのだ。…と、私が教室なドアに差し掛かったその時ー…