{変わるよ}


「ええ???」


雛子さんは私といきなり
入れ替わったのだ。


壇上で立花さんと腕を組んで、
写真撮影に応じている
健さんの所に歩き出した。


止めたい私がいるけど、
雛子さんは何をしても、
言う事を聞いてはくれない。


壇上に雛子さんが上がると、
立花さんは言ってきた。


「あら??

汚いよごれた女が、
何でこんな場所にいるの?

そうだ離婚したのよね?
未練??
だから貧乏って嫌い!!!!」


雛子さんは持っていた
コップを立花さんではなく、
健さんにかけた。


「ちょっと!!!!

あんた何をするの!!!!」


立花さんは凄い剣幕で怒り、
私に殴りかかったのだが、
雛子さんは軽々と避けてしまい、
立花さんは転んでしまった。