「正座でしょう!!!」


「はあ????」


俺は渋々正座をすると、
母親は椅子に座り、
俺に聞いてきた。


「貴方姫子さんを
どの様にしたいの!!」


「どの様にて・・・

俺の妻になってくれたし、
俺の傍にいて欲しいから
結婚したんだけど。」


「だったら何故家から
1歩も出さないでいるの!!

高校も貴方の勝手で取り消し、
あんな狭いマンションで、
毎日過ごしていると
おかしくなってしまうわ!!!」


「姫子を外に出すと、
世間の目に姫子が映されるし、
誰かと接触でもしたら、
俺の傍から離れてしまう可能性も
あるんだよ!!!」


「貴方の気持ちは解らない
訳ではないけど、
幾らなんでもやり過ぎです!!」


母親と俺が言い争いをしていると、
父親がやって来た。