健さんは毎日
家に帰ってきては自室に
閉じこもる事が多い。


しかも一緒のベッドで
寝る事も無くなってきて、
一人寂しく寝ていた。


ある日の朝、
私は起きてリビングに行くと、
置き手紙があった。


{今日から1週間
出張に行って来るから。}



健さん綺麗な字が、
スラスラと書かれていた。


私はその紙を抱き締め、
その場に座り込んで、
泣いてしまった。



「何故一言、
私に言ってくれなかったの?

そんなに私の事が嫌いなら、
別れて欲しい・・・。」


そんな時、
チャイムが鳴った。