私達は部屋の中に入り、
健さんは酔いが覚めたのか、
缶ビールを飲み始めた。


「あの・・すみません・・。」


「本当だ!!!

何故インターホンで
確認をしなかったのだ!!

インターホンの傍に、
非常用のボタンがあるから、
これからはそこを押せ!!

俺が居ないとき、
俺以外の人間が現れたら、
ボタンを押すと警察が
やってくるから
覚えておけ!!!」


「はい・・・。」


私は何度も何度も、
ペコリ・ペコリと頭を下げ、
寝室に向かった。