冷淡な旦那様

ルックル・金持ち・社長・
御曹司とくれば、
黙っていても女は来る。


俺は女に対して、
来るもの拒まず、
去るもの追わず、
そんなスタンスを
昔から取っていたのだ。


それは近寄ってくる女が、
化け物みたいな化粧に、
頭が痛くなるような、
キツイ香水に、
やたら俺の体に
ベタベタと触ってくる。


姫子を見た瞬間、
他の女と違った・・・・。


化粧をしていない顔、
真っ黒で腰まである
ストレートの髪質、
手入れをしていても
追っ付け無いほどの荒れた手。


全てにおいて、
懸命に生きている姫子を見て、
15も年上の俺は、
何をしているのかと思った。