「会社に入ってからさ、車でりえちゃんの事務所を探したんだ。
構内に転職したときに言ってたでしょ。
構内の奥の方だって。」
「覚えてたの?」
「覚えてたよ。たぶんここにいるんだろうなって思いながら、通ったんだ。」
「岸壁のところの事務所だよ。
回りが原料の山だから、事務所の壁が真っ赤なの。」
「うん。すごかった。」
そんな…。
探してたなんて…。
偶然会えるかもって思って?
知らなかったよ…。
「何でその時に迎えに来てくれなかったのよー」
迎えに来てくれてたら、今頃は… もしかしたら…
「だって未練がましくてカッコ悪いじゃん。」
そんなことないよ…。
本当は、自分から会いに行けない分、水野先輩が迎えに来てくれるのを待ってたの…。
まさか構内にいるとは思ってなかったから、全然気が付かないよ。
「私たち、もしかしたら構内で会ってたかもね。」
「うん。そうだね…。」
昼夜を問わず稼働してる工場。
昼間には何千人もの人が仕事してる構内。
ものすごく広いけれど狭い所で、先輩は私の事務所を探し当てていた。
構内に就職したよって、教えてくれればよかったのに…。
構内に転職したときに言ってたでしょ。
構内の奥の方だって。」
「覚えてたの?」
「覚えてたよ。たぶんここにいるんだろうなって思いながら、通ったんだ。」
「岸壁のところの事務所だよ。
回りが原料の山だから、事務所の壁が真っ赤なの。」
「うん。すごかった。」
そんな…。
探してたなんて…。
偶然会えるかもって思って?
知らなかったよ…。
「何でその時に迎えに来てくれなかったのよー」
迎えに来てくれてたら、今頃は… もしかしたら…
「だって未練がましくてカッコ悪いじゃん。」
そんなことないよ…。
本当は、自分から会いに行けない分、水野先輩が迎えに来てくれるのを待ってたの…。
まさか構内にいるとは思ってなかったから、全然気が付かないよ。
「私たち、もしかしたら構内で会ってたかもね。」
「うん。そうだね…。」
昼夜を問わず稼働してる工場。
昼間には何千人もの人が仕事してる構内。
ものすごく広いけれど狭い所で、先輩は私の事務所を探し当てていた。
構内に就職したよって、教えてくれればよかったのに…。
